CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

2020-01-01から1年間の記事一覧

CB400F・“辰巳本”(「CB400FOUR 甦る’70年代の伝説“ヨンフォア”のすべて」)について

CB400F・ヨンフォアはホンダの旧車の中でもそれなりに有名で、バイク史上に名前を残している車種だ(…たぶん)。なのに、このバイクについての本がとても少ない。雑誌の特集記事も(突っ込んだ内容のものは)あまりなく、ヨンフォアだけについて書かれた本は…

CB400F・取り敢えずのブローバイホース

ブローバイガスが最も多かった頃のエアクリーナーエレメントが出てきたので、捨てる前に記念写真(笑)を撮った。言うまでもなく、左側が大量のブローバイガスのおかげでオイルが染みまくったエレメントで、右側は現在使用中のもの。 なぜ素直に捨てないでこ…

CB400F・オイルクーラー考察(その1:ロックハート4段)

それなりに調子がいいような、油温が高すぎるような、微妙な状態の愛車、CB400F・雪国号。油温計が110℃を越えると、いわゆる熱ダレ的に不調になってくる。アイドリングがしにくくなる、発進時にモタつく、フケが悪くなる…ような気がする。走らないとかアイド…

CB400F・浜コーヒー

さて、上越の聖地・ニューハルピンの後は、前回も書いたように決まってやっていることがある。膨れた腹をさすりつつフォアに乗り、ハルピンから5分ほど先にある砂浜を目指す。上越水族館のすこし東、海の家と海の家の間にある、砂浜の至近距離に車やバイクが…

CB400F・聖地「ニューハルピン」へ

数ヶ月ぶりに上越のラーメン屋、バイカーの聖地「ニューハルピン」へ。新潟県上越市・直江津駅の前商店街の外れにある、老舗ラーメン屋。昭和38年創業とのことで、おそらく内外装は当時のままだろう。昭和38年・1963年……ホンダのバイクで言うとCB72あたりの…

カワサキW1S-Aについて

このブログは、自分のメインマシン(だと決意している、或いは思い込んでいる)、ヨンフォアことCB400Fについてのあれこれを書こうと思っているのだが。もう一台の愛車、カワサキW1S-Aについても少しくらいは書いておこうと思う。 プッシュロッド式の2気筒、…

CB400F・セミトラという選択肢(その3:マキトラの装着)

今回はお手軽・高耐久性セミトラユニット「マキトラ」の、CB400Fへの装着について。過去にやった作業を思い出して書いてみます。2ポイント用の「マキトラ」からは、写真の通り6本のケーブルが出ている(写真が判りづらくて申し訳ない)…緑×2、黄×2、赤、黒だ…

CB400F・セミトラという選択肢(その2:マキトラについて)

このセミトラを知ったのは、カワサキW1系で有名な静岡のユークランクさん(W1系の新しい部品や整備法?なんかを開発されていて、最も信頼されているショップの一つ)のwebサイトを見ていた時だった。そこで推薦されているのを読んで、もう一台の愛車・W1SAの…

CB400F・セミトラという選択肢(その1:セミトラって?)

ヨンフォアの定番モディファイに、点火系のアップデートがある。元はポイント点火式なのを、社外品のキットを用いてトランジスタ(フルトラ)化し、メインテナンスフリー、安定化などの恩恵を得ようというものだ。有名なのはダイナとウオタニで、愛用してい…

CB400F・レデューサーとブローバイガス

CB400F・雪国号には、ブリーザーホースにいわゆる「レデューサー(ワンウェイバルブ)」が装着されている。あるのが当たり前のようになってしまって忘れつつあるが、確か2013年のエンジンフルOH時、カスタムパラノイアさんで取り付けてもらったと記憶する。…

CB400F・V8のやつ。

天気が悪くて乗れないので、雑談的に…。某FBで随分前に話題になった「CB800 V8」。久しぶりに目にしたら、やっぱり面白かったので貼ってみます。ぱっと見でコラ画像かと思うわけだけど、アイドリングしている動画があるし、ちゃんと(?)走行可能な実車が存…

CB400F・そういえば…タペットクリアランス調整(その3:調整ボルトの締め具合)

わからないなりにわかるしかない! とにかく専用工具を使って、自らの手でさっき得た「理想のクリアランス」を狙って出せるように練習、練習。1ヶ所ならともかく、8ヶ所を同じ具合に合わせる必要があるのだ。ある程度は習熟するしかない。いろいろやってみて…

CB400F・そういえば…タペットクリアランス調整(その2:シックネスゲージの感触)

純正カムだと、タペットクリアランスの指定は冷間時に0.05mm。予想した通り、シックネスゲージの感触がよくわからない。スカスカだと駄目、キツキツでも駄目。「羊羹を切るような感触で」とは言うけれど、わかるようなわからないような……。0.05のゲージを通…

CB400F・そういえば…タペットクリアランス調整(その1)

3番の圧縮が低くて、バルブのカーボン噛みを疑って、エンジンコンディショナーやフューエル1でクリンナップした話を少し前に書いた。念入りにやってみたものの、特に変化はなし。3番のみ0.75MPa、他は1〜1.1MPaで変わらず。結果としてオイル管理の悪さから、…

CB400F・強化オイルポンプ「極み」導入記(その4:実走の結果)

さてさて。カスタムパラノイア・Pekeさんの自信作である強化オイルポンプ「極み」の搭載が終わり、喜び勇んでテスト走行(という名の短いツーリング)に出てみた。まず、装着して初めての暖気。これまでよりも温度上昇が遅い気がする。そして「音が変わった…

CB400F:カスタムについて(?)

愛車の状態は完全には安定してないんだけど、今回は割とどうでもいい話を…訳あって自分のバイクの古い写真を探してて、一時期ネットで見つけたヨンフォアの画像を溜めていたフォルダを発見。久しぶりに観て、面白かったので好きな画像をちょこっとupしてみま…

CB400F・強化オイルポンプ「極み」導入記(その3:取り付け)

ブローバイガスが多すぎる、油温が高すぎる。これらの問題がハッキリしたところで、再びカスタムパラノイア・Pekeさんに電話相談。「その温度は高すぎるな〜 油温を下げるならオイルクーラーを付けるのが普通やけど、ノーマルが好きやとオイルクーラーはイヤ…

CB400F・強化オイルポンプ「極み」導入記(その2:まずはヨシムラの油温計を導入)

対処すべきは、多量のブローバイガス。ブローバイガスを減らすにはどうすればいい??それではと、各気筒の圧縮を測った(コンプレッションゲージを購入)ところ、#3シリンダーだけかなり低い数字が出た。原因は、バルブのカーボンを噛み? バルブクリアラン…

CB400F・オイルポンプ「極み」導入記(その1)

ヨンフォアに乗って13年、ここ数年の自分の悩みはこんな感じだった。 2013年に念願かなって大阪のカスタムパラノイアさんにOHして頂き、暫く絶好調だったのが、2〜3年ほど前から低回転時(アイドリング〜3500回転くらい)に回転が安定しないという症状が出始…

オーディオテクニカ・AT-OC9XSL レビュー(使っての感想など)

AT-OC9XSLは、オーディオテクニカが2019年に発売したMCカートリッジ。ここ10年弱でAT-OC9/II(中古)→AT-OC9/III(新品)と使ってきて、訳あって今年に入ってからAT-OC9XSL(新品)を入手、メイン機として使い始めました。ネット上で検索したところ、個人ユ…

SL-1200 Mk.4に「SME 3009 S2 imp」を搭載してみる(1)

タイトル通り、やってみました。長年仕事場のプレーヤーとして重宝してきたSL-1200Mk.4。ユニオンでどうでもいいような値段で手に入れた安レコの状態が悪かろうと、ハードオフで発見してお持ち帰りしたカートリッジが少々ヘタっていようとも、説明不要のタフ…