CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

SL-1200 Mk.4に「SME 3009 S2 imp」を搭載してみる(1)

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タイトル通り、やってみました。

長年仕事場のプレーヤーとして重宝してきたSL-1200Mk.4。ユニオンでどうでもいいような値段で手に入れた安レコの状態が悪かろうと、ハードオフで発見してお持ち帰りしたカートリッジが少々ヘタっていようとも、説明不要のタフさを発揮して、そこそこにいい音を鳴らしてくれる頼もしいヤツなんですが。

欠点は「ありふれていてつまらない」ことなんですよね。外見がほぼ同じ兄弟機はそれこそハードオフで2〜3万円で売られている。他社がコピーしたDJ機なんてもっと安かったりするし。外装に精密感が全然なくて、なんだかテキトーな作りに見える。トー●ンスだのL●NNだののハイカラさんに比べると全くお洒落じゃない…ような気がする。

というわけで、こっそり他社製のプレーヤーを試すわけですが、こいつの安定感の前にあえなく撃沈。簡単さと音の良さを優先して結局元に戻してしまうわけです。クオーツロックだから当たり前だけど、回転がピタっと安定しているのもすごい安心感だし。しかし、使っていると、こいつのつまらなさ、かっこ悪さはどうにかならないのか!(←あくまで個人の感想ですよ)との思いが募ってきて、モヤモヤする……その繰り返し。

そんな中、ある日オーディオマニアの畏友が「海外の強者たちはSL-1200Mk.×のアームやらプラッターやら電源を入れ替えて、マッチョ改造しているんですよ。それが面白くてね(笑)」なんてことを仰る。自分でも調べてみると、たしかに記事や改造パーツが沢山発見できました。

ぼーっと見てると、彼らが換装している部品は、ベースとなったSL1200系よりも遥かに高価だったりするわけです。マッチョというかサイバーというか、なかなか笑える。

ん……いや…いやいや、これはウケ狙いじゃないぞ。なかなかクール。それもこれも、SL-1200Mk.×の実力を認めてのことだよね。数万円で買えるけど、数十万の他社製ターンテーブルよりも性能がいい。だって歴史ある大メーカーが超(?)大量生産してるんだもの、そりゃコストパフォーマンは最高でしょう。いまの超高級メーカーといっても実体はガレージ工房に毛が生えたようなところばっかで(←偏見です)、実のところ中級メーカーや新興国のOEMが殆どだし、天下の東京芝浦電気に勝てる訳がないよね!(←それはどうだろう)さすが合理的な欧米マニアはわかってらっしゃる!!これは俺もやるしかない!(笑…記事を読み漁るうちにすっかり洗脳されてしまった)なんて意気込んだのですが、その頃はそんなヒマはなく、いつかやるぞ!という決意そのままに日は過ぎていったのです。(つづく?)

※その頃=SL-1200G等の新シリーズの発売前、今から10年弱前のおはなしです。

※※写真のように、しっかり換装までやったのですが、いつの間にかバイクブログになってるので、続きを書く気力が出ません(笑)
もしこの記事に辿り着いていて、換装記事を読みたい人がいたらコメント欄からリクエストください

※※※この元記事を書いたのはなんだかんだ結構前になるんですが、その後メインのプレーヤーはマイクロ精気のどっしりしたやつを経て、結局LINN LP12+SMEのトーンアームで落ち着いています