CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・セミトラという選択肢(その3:マキトラの装着)

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今回はお手軽・高耐久性セミトラユニット「マキトラ」の、CB400Fへの装着について。
過去にやった作業を思い出して書いてみます。


2ポイント用の「マキトラ」からは、写真の通り6本のケーブルが出ている(写真が判りづらくて申し訳ない)…緑×2、黄×2、赤、黒だ。そのうち黄色と緑色は、黄-緑が二組、ゴムバンドで束ねられた状態になっている。

赤と緑がポイントとイグニッションコイルの間にセミトラを割り込ませるケーブル(緑=ポイント側、黄=IGコイル側)、赤は電源、黒はアースケーブルだ。緑と黄色の2つのペアは、ヨンフォアで言うと一方が#1/#4用で、もう一方が#2/#3用ということになる。

では、実際の作業について。
まず、6つのケーブルの全ての先端にギボシを付ける。緑は丸型のメス、黄色は丸型のオス、赤と黒はどこに入れるかで変わってくるのでお好みで。(自分の場合は赤=丸型オス、黒=アース用・平C字型でした)

次に、黄色と緑のケーブルを割り込ませる。バッテリーの前側、下の写真だとフレームに貼ってある「注意」のシールの内側あたりで、ポイントから上がって来ている白い皮膜が被ったケーブルから出た2本のケーブルと、IGコイルから来ているケーブルが丸型のギボシで接続されている。ケーブル色は青と黄。

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それを引っ張り出して割り込みの接続を行う。↑の写真だと黄色と青がポイントから来たケーブル。まずその青色側をはずし、青に緑のケーブル、その緑と束ねられている黄色のケーブルをIGコイルに行くもう一方の青ケーブルにつなぐ。次に黄色い方のケーブルにも、同じようにセミトラの緑と黄色のケーブルをつないで、ここは完了。

お次は電源。イグニッションキーでオンになる電源ラインならどこから取ってもいいのだが、ユニットの設置位置(ツールトレイ前端)から近いという理由で、ウインカーリレーに来ている黒線を分岐させることにした。

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自分の場合、あらかじめ余ったケーブル(写真だと赤い線だけど、ホンダのルールに則るなら黒にすべきだった…)を使って、写真中央にあるような二股タップ?を作った。そこにセミトラの赤線と、本来のウインカーリレー端子に行く自作の短線が入っている。もっと簡単な方法がありそうだけど、忘れっぽい自分が見ても視覚的にすぐに理解出来るよう、アホでも解るような形(笑)にしました。

 

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最後はアース。これも特に規定はないので、好きにアースすればよい。自分はユニットの設置場所に近いという理由で、エアクリーナーボックスの取り付けボルトに共締めした。必要があればパーツクリーナーや紙やすりで導通しやすくクリンナップしておく。(上の写真は設置後数年が過ぎた状態なので汚れてますね…)

以上でヨンフォアへのセミトラ(マキトラ)の設置は完了。
ギボシを付ける以外は切った貼ったする部分はなく、とても簡単だった…が、色々と試しながらやったので(電源部など)、結局2時間くらいはかかってしまった記憶がある。整備慣れしている人、エンジンを開けているような人なら30分もあれば余裕で出来そう。

このセミトラユニットを買ってから4〜5年、装着してから3年程度が過ぎているが、現行のものとケーブル色や装着方法などの基本部分は(2020年6月現在)変わっていないみたいでした。手書きを交えた簡潔な取り付け説明書(ヨンフォア用ではなく汎用)が付いてくるはずです。

何度か書いたように、導入した後、これといったトラブルはありません。消費電力が少ないようで、電源を分岐させたウインカーにも問題は生じていない。
ポイントが付いていて、一見そのまま動作しているにもかかわらず、接点は全く荒れないので、何だか得した気分(笑)だったりする。以前はオイル交換のタイミングで接点を見て、紙やすりを当てるようにしていたけど、その手間が無くなっています。

もしCB400Fにマキトラを入れようという人がいたら、参考になったら幸いです。


※というか、こうやってブログに書くと自分自身の理解がめちゃ深まりますね! 毎日フォアと向かい合えるわけもなく、時間がたつと何をやったのかを忘れてしまうのが困りものだったのだけど。なるほど、ブログにはこういう効能があるんですね…(何を今さら!)