CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・強化オイルポンプ「極み」導入記(その3:取り付け)

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ブローバイガスが多すぎる、油温が高すぎる。
これらの問題がハッキリしたところで、再びカスタムパラノイア・Pekeさんに電話相談。

「その温度は高すぎるな〜 油温を下げるならオイルクーラーを付けるのが普通やけど、ノーマルが好きやとオイルクーラーはイヤやって人もいて、その気持ちもわかりますよ。」
「(何も言ってないのに何でわかるんだ)まさに、オイルクーラーは外観的に抵抗があるんです。ノーマルマフラーだとオイルラインの取り回しもややこしいですし。」
「確かになー。そしたらもう一つの方法としては、ちょっと前に開発した新型のオイルポンプがあって…」
「ブログ見てるんで知ってます!」
「そうそう。ノーマルに比べて60%以上は吐出量が増えてて、ちょっとびっくりするくらい冷却効果があるからな〜 それを入れるって手がある。」
「なるほど……。やってみます! 油温が下がったらブローバイガスも減るでしょうか」
「それはわからんけど、効果はあるかもな。どっちにしても10w-30はシャバシャバすぎてアカン(笑) 15wー50とかに入れ替えやんと、漏れ続けますよ。」

というような会話をして頂いて、すぐにオイルポンプを注文させてもらった。

そう、カスタムパラノイアさんのブログは日々愛読しているので、「極み」の存在は知っていた。現在、うちのフォアに入っているオイルポンプも、カスタムパラノイア製の強化オイルポンプで、その初代のものだ(ノーマル比で吐出量30%up)。

10年ほど前、ひょんなことからシオハウスさんに誘って頂いた、関西と関東のヨンフォア乗りが富士山近くで集結するというクローズなツーリングに参加し、夜の飲み会のビンゴ大会で見事に一等を当てて(笑)、賞品として頂いたという代物。

その後もカスタムパラノイアさんはオイルポンプに関してはとにかく精力的で、これまでに何度も改訂して、最終版?である「極み」では初版を大きく越える能力(ノーマル比で吐出量66%up)を得ているのだった。


・・
待っている間にKUREのエンジンコンディショナーとフューエル1を入れて、ちょっとしたクリンナップを行っておく。が、コンプレッションゲージで#3の圧縮を測ったところ、残念ながら施工前から変化はなかった。

数日後、オイルポンプが到着。オイルを抜いて、すぐに交換作業に入る。

「組むときの注意点は、ギアの噛み合わせがピタっと合わないとハマらないこと。それと間違ってもOリングをクランクケース内に落とさないように」とのPekeさんのアドバイスを守り、作業は慎重に行った。

手順としては、元から付いていたオイルポンプを外し、ギアが回らないように注意して床に置き、なるべくポンプの上面と水平になるようにして、スマホで写真を撮っておく。取り付ける前に、強化オイルポンプのギアを回し、スマホの写真と同じになるようにして、いざ挿入。合わせはシビアなようで一発では入らなかったが、ほんのちょっと回して嵌めて、またちょっとだけ回して嵌め直して…を3度くらいやったらスルっと奥まで入ってくれた。

※Pekeさんは「軽く押しつけた状態でセルモーターをキュッ…と回すとスポッ…と入るねん。キュッ…でスポッ…ですわ」と仰っていたが(笑)、自分がやるとミスって大事になりそうな気がして慎重策を取った。

で、元のオイルポンプに付けていたagainさん製のミッション用強化オイルポンプ(写真の青い部分)を「極み」に移植して、完成。

オイルはモチュールの5100 4T・15w-50に入れ替えた。

(つづく)