CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・そういえば…タペットクリアランス調整(その2:シックネスゲージの感触)

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純正カムだと、タペットクリアランスの指定は冷間時に0.05mm。予想した通り、シックネスゲージの感触がよくわからない。スカスカだと駄目、キツキツでも駄目。「羊羹を切るような感触で」とは言うけれど、わかるようなわからないような……。

0.05のゲージを通して「まあいいかな」という状態になったとするじゃないですか。そこに0.06を入れてもそれなりに入るし、0.07でもグイグイやれば入る、0.08では入らない……なんなんだ!どれが正解なんだ!みたいな感じになって、頭が混乱する。

さらに、0.05で羊羹的な感触を得たと思って、そのあと0.07をグリグリ入れてみて、また0.05を入れてみると、なんかスカスカに感じる!え?どこもいじってないのになんで感触が変わる??と思って取っ替えて入れたりしていると、いつの間にか0.05で羊羹に戻ったりしている。なんだかよくわからない!

しかし、ああでもないこうでもないと1.5時間ほどやって、0.05と0.07を使うと、このあたりが理想!という自分なりの感触をつかむことが出来た。正直、それが合っているのかはわからないが、基準が無いと先に進めないので仕方がない。

理解を深めるため、INとOUTで合計8つある測定部位を、一旦何もさわらずに、自分なりにシックネスゲージを当ててみて、バラつきを体感、そこから自分なりの基準値を割り出してみた。あと、0.06mmのゲージは違いが微妙すぎて気持ちを惑わされるので、存在を忘れる事にしました(笑) 1/100mmの感触なんて、即席で理解できないよね…。

そういえば以前、0.05って数値は計測器の誤差が大きそう考えて、全然違うメーカーのシックネスゲージを2種類用意してあった。今回も2つの0.05mmゲージを比較してみたが、違いは全然わからなかったです(笑)


基準が出来たところでその次。固定ナットを緩め、調整部分(四角い頭)を回して、クリアランスを出す。で、固定ボルトを締めると…そこでクリアランスが変わってしまい、上手く調整できない。ちなみに道具は、トップ写真の専用工具を使っている。

上のギザギザ付きの部分が四角い調整ネジ用、下がM9のレンチになっていて、上を回らないようにしつつ固定ナットを締めることができる優れもの…なのだが。

またまた予想した通り、何度やっても微妙に狂う! 上の四角いネジをはめる凹部分にガタ(遊び)があるので、そのガタを感じ取って回してやらないと、締めたと思っても締まっていなかったり、思ったよりも締まっていたりで、一律に作業出来ない。試しに固定ナットを少し緩め、調整ネジが見えるようにして、目視で微妙に回すと、ごく僅かの回転(時計の長針で言うと3〜5分くらい?)でもうクリアランスが変わってしまう。すごく微妙な作業だ。あと、何故か固定ナットを締めると、クリアランスが少しだけ広がってしまう。普通に考えたら、少し狭くなるのでは? よくわからない……。

(またまた…つづく)