CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・オイルクーラー再装着

一昨年、いくつかの試行錯誤の末にたどり着いた、CB400FへのCBR400F(1983)のオイルクーラー装着を再度行うことにした。

一旦装着したものを何故はずしたのか?は、前も書いたように「オイルクーラー用のオイルラインが邪魔をしてカムチェーンの調整ができないから」で、CBR400Fのオイルクーラーが気に入らないとか、効果が少ないからではない。

自分の方法で純正マフラーにオイルクーラーを装着した場合、カムチェーンの調整をやろうと思うと、1)まずオイルを抜く 2)オイルクーラーを取り外す 3)オイルを再び入れる 4)暖機してカムチェーン調整 5)オイルを抜く 6)オイルクーラーを取り付ける 7)またオイルを入れる ……と、作業が煩雑かつオイルを何度も抜き入れしなければならない。

だから、オイルクーラー無しでもあまり問題がない冬季に 1)〜 4)までをやってしまい、春のオイル交換時に 5)〜 7)をやればいいか、ということにしたのだった。

ということで、外して保管してあったCBRのオイルクーラー一式を取り出す。



装着前にざっと点検。オイルラインのゴムホースはまだまだ弾力がある。おそらくCBRのライン装着部品で、つまり1980年代半ばの製造なのに、布幕をかぶせられているからか、元の材質が良いからか、恐るべき耐久性だ。場合によっては交換も考えたが、そのまま使うことにする。取りだし口は古いロックハート製を流用。これも問題無し。Oリングは交換しておこう。



コアの取り付け。固定はBRC製のロックハート用のパーツを使用。
装着については以前の記事に詳しく書いたとおり。というか、自分でも忘れているので(笑)、自分が書いた記事を参考に再装着していく。



オイルラインはフレームに沿わしてエキパイとの干渉を避ける。オイル取りだし口には水道用のテープを貼る。写真では締め付け金具は左右1つづつだが、あるお方に頂いたアドバイスを参考に、一応1つのパイプにつき2つずつにしておいた。走行中にホースがはずれてオイルぶちまけ!なんてことになると命が危ないので、ここは慎重に。



コア側はホース一体型の取り付け金具になっていて、抜ける心配は無い。さすがホンダ純正品だ。4段の小さなコアだが、カスタムパラノイア製の強化オイルポンプ「極み」を装着していることもあり、またエンジンがノーマルってこともあり、性能は必要充分。

これまで何度も書いてきたが、坂道の多い信州では、例えノーマル状態でもCB400Fにオイルクーラー装着は必須と考える。ヨシムラの湯温計を装着して観察すると、夏期は何気なく30分ほど走るだけでも、あっという間に油温は120℃に達してしまう。このあたりはオイルポンプを強化しても特に変わらなかった。山道がエンジンに与える負荷は相当なものだ。
※これが平地だと10度以上低くなるので、オイルクーラー無しでもまあ、大丈夫かも


装着完了、オイルは前回書いたようにホンダのS4 10w-40、標準仕様。
とにかくノーマルの外観が好きな自分としては、このさりげなさに安心する。これで今年の夏も安心して乗れる。問題は時間が無いってことか……。どこか遠くにフラリと行きたい……








 

CB400F・オイル交換〜カムチェーン調整



春になっても乗れない日々が続いたが、やっと時間ができたある週末、ヨンフォアのメンテをすることにした。まずは半年ぶりのオイル交換。ということで久しぶりにブログを更新します。

オイルは去年買っておいたホンダ純正のULTRA S9 10w-40。ヨンフォアだと一番標準的?に使われてるオイルじゃないだろうか。パッケージが全面的に変わりましたね。個人的には前の青銀のやつの方が好き。



おっと、オイル交換の前に、ずっと気になってたカムチェーンの調整。

オイルクーラーを付けたらカムチェーン調整が容易じゃなくなった(オイルクーラーをはずさないと調整できなくなった)→前回のオイル交換の時にオイルクーラーをはずした→カムチェーン調整せずにそのまま放置していた 

というような状況だったため、まずはカムチェーンの調整から。オイルを抜く前にカムチェーンのテンション調整をやっておき、オイルクーラーを再装着しようという魂胆。

で、サクサクっと二つのボルトをはずす。シート上にあるのははずしたカムチェーンテンショナーボルトと、CP製のカムチェーンテンショナーの強制調整ボルト。オイルチェックボルトと交換するやつです。



写真だとわかりにくいかな。まずテンショナーボルトを緩め、そして強制調整ボルトのロックナットを緩め、中心をヘキサゴンレンチで回してテンショナーの張り具合を音を聴きながら調整。

…と書くと誠に簡単そうだが、暖気済みのエンジンをアイドリングさせてやる作業だから、 エキパイのすぐ横で細いレンチを回すのは火傷しそうでめちゃ怖い。もちろん厚手の軍手をはめて作業します。

カムチェーンの調整なんて年に一回もやるもんじゃない。だからどういう音だとOKなのかをよく覚えていないんです。対処法として、一度強制調整ボルトをはずして、そこから割り箸的なものを突っ込み、押し具合で音が変化するのを聞いて見当を付けておく。

張りすぎに注意しつつ調整を済ませ、テンショナーボルトを締めて完成。

そしてオイルを抜く。去年入れたあとあんまり乗れなかったから綺麗なものだ。かといって半年以上も前のオイルを使うわけにもいかない。

オイルを抜いたら、久しぶりにオイルクーラーの再装着だ。(つづく)

 

CB400F・まったく久しぶりに

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久しぶりに! ヨンフォアに火を入れた。
記事を書くのも久しぶり。

書くのをサボっていたわけではなく、前回(2021年6月)の車検以来、ほとんど乗ること(といじること)が出来なかったのだ。夏以降すごく忙しくなり、とくに秋〜1月にかけて休み無しで働いていた。2月になるとちょっと余裕が出たが、雪が多くて運転どころではなかった。必然的にネタがなく、ブログもストップしていたというわけ。

そして今週末、やっと心地良い晴れ間と、自分の休みが合致したので、遂にフォアを引っぱり出すことができたのである。

かれこれ半年は手つかずだったから、慎重にエンジンをかけることにする。プラグホールからオイルを・・とも思ったが、ガレージの環境も良好だし、まあ半年ならそこまでしなくても……ということで、最初はキルスイッチをいれて軽〜くキックを数回。で、そのあと少しだけセルモーターを回す。バッテリーはそろそろ交換時期だが、ずっとトリクル充電できていたのでビンビン状態なのです。

キルを入れたまま「キュル」「キュル」「キュルキュル」「キュル」「キュルキュル」くらいの感じでちょっとずつ回して、エンジンオイルがまわった(ような気がした)ところで、キルスイッチOFF、チョークを引いててエンジンスタート。

果たして、「キュルキュルキュル」くらいで何事もなかったように火が入った。

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回転を見ながら適宜チョークレバーを戻し、暖気する。写真に映っているように、長野の市街地にはまだまだ雪が残っている。しかし、主要道は山手を含めてほぼ雪はなく、路面が概ねドライなのは、車で走行中に確認済み。

ということで、ペットの散歩に出るように、少しでもヨンフォアを走らせてやろう。長野駅方面をまわったあと「ループ橋」で飯縄方面へ。ガソリンが古くて発進に若干のモタつきがあったり、アクセルに対して少しフケが悪い気もするけど、走れないほどの不調は感じない。

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気温は8℃程度。思ったよりは寒くない……が、市街地からほんの15分ほど走っただけでこの景色だ。山奥でもなんでもないのにこの有様ですよ。ちょっとした日陰やトンネルの入り口など、あるところにはいくらでも残雪があるので注意が必要。

実際、この写真を撮ったあと、↓の写真に写っているトンネルの入り口付近で、道路の中央部に残っていた雪を踏み、後輪がウネウネと踊って焦った…。本格的に走るには、もう少し時間が必要みたい。

油温は概ね70〜75℃くらいだった。もっと暖かくなったらバッテリーとオイルを交換して、またオイルクーラーを復活させるかな。

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ウクライナが大変なことになっていて、ニュースを追い続けて何だか鬱々としていたが、ヨンフォアに乗ったらちょっとは気が晴れた。しばらく車しか運転していなかったので、バイクの自由さを満喫する。どうか戦争が長引かず、ウクライナの人々が一日も早く平穏を取り戻せますように。



 



 

CB400F・車検証について

というわけで今回も無事に車検が終わって、今日から7月だ。しかしまだまだ梅雨は続いており、落ち着いて乗ることができていない。海に行きたい……なんなら関西に走っていきたい……!と想いはあるのだが。

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上はうちのCB400Fの車検証。
ふと気になってネットで検索してみたところ、398ccの車検証しか見当たらなかったので、資料的にupしてみる。

書いてあるとおり、初年度登録は昭和50年6月になっている。408ccの国内モデルとしてはまあ、真ん中くらいの製造になるんだろうか。車検証の中に「昭和」「平成」「令和」全ての元号が入っているのがちょっと面白い。昭和に造られて一度は眠り、平成に自分が起こして乗り始め、令和現在も乗っている、ってことですね。

各欄を眺めると……車名の「ホンダ [296]」の「296」はホンダの国内製造ってことで、ヨンフォアはみな国内製造だから同じ番号のはず。が、形式指定番号「03096」と類別の「0001」は逆輸入車と改造車は空欄になるので、残っていると国内販売車両で構造変更履歴なし、ということになる…はず。

2年間の走行距離は約4000kmか。うちに来た時はメーター読みで8000kmで、途中メーターOHのため5000kmほど代用メーターで走ったから、この12年で走った距離は約32000kmなんだな。その間、PeKeさんにフルOHを一度やってもらったわけだ。

これからの10年であと何km走ることになるかな。5万…くらいまではいくだろうか。

写真は数年前の車検後にふとフィルムで撮ったもの。

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CB400F・車検!

また忙しくて書けない時間が続いてしまった……。去年と打って変わって、春以降仕事に追われる日々が続いている。フリーランスの身なので、仕事が切れないのは喜ばしいことではあるが、疲れるものは疲れるのだ。

といった日常を過ごしていた6月のある日、ふとヨンフォアのナンバープレートを見て、車検があと数日で切れるのを思い出した! これは遺憾!! ということで、ネットで最寄りの陸運局の空き時間を調べて予約、半日の空き時間を作って対応することにした。

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普段から整備は怠っていないし、外観的にはノーマルすぎるくらいノーマルなので、車検だからといって準備することはあまり無い。

が、一点だけとても大事なことがある。それは車検用のヘッドライトへの換装だ。普段、うちのフォアのヘッドライトはもちろんノーマルで、ランプだけ白熱灯からH4ハロゲン球に交換してある。純正・パーツリスト指定の電球(いわゆる白熱灯)に比べるとこれだけでも体感としては随分明るくなり、夜間も特に怖くないのだが、どっこい車検は通らないんだな。

そのままでは光量不足で落とされるので、BRCで買った純正流用部品のレンズキットに交換する。この製品は純正のライトケースにそのまま装着できるのがとても便利。元の部品よりリムが太く、ガラス部分の直径が小さい。使用するランプは同じなので、レンズ(反射板)の曲率が大きく収束効果が高くて光量がupするということだろうか。

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気をつけるのはこれくらい。あとは書類を用意して、一応バッテリーの液量と、ストップランプあたりが切れていないか、滅多に鳴らさないホーンが死んでないか、タイヤの空気圧は?…なんかを再確認しておく。


で、朝から車検場へGO。梅雨入り後だが何とか雨に降られずに済んだ。ラインに入る前に、すぐ近くにあるバイク屋で光軸調整だけはやってもらっておく。その際、シートに座ってやってもらったのか、立った状態でやってもらったのかを覚えておくのも大切。

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二輪のラインはいつものように混んではいなかった。前に一台、FX風の外装をつけたゼファー400がいたくらい。おそらくショップの店員さんだな。

順番がくると、検査官に付き添われてブレーキやメーターのテストを半自動でやっていく。そしていよいよ光軸と光量のテストだ。ヘッドライトを交換した状態でも、うちのフォアだと「ハイビームにしてパッシングボタンを押し、エンジンを4000回転位まで回した」状態でやっとOKになる。

テスト時のエンジン回転数には特に制限が無いようで、ぶん回しても検査官は何も言わないが、やっぱり無理やりっぽくて気まずい。しかしそんなことを気にしても仕方がないので、堂々とエンジンを吹かしてライトをギンギンに光らせ、一発で合格!

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こうして自分が所有してから7回目の車検はすんなりと終了した。

しかし…… 整備を怠っていないどころかヒマがあったら現状維持に勤しんでいる自分なんかからすると、2年に1度の車検ってやつは儀式以外の何でもない。面倒くさいわ余計な費用はかかるわで、何も良いことがないよ。3年に1回にするって話があったけど、あれはどうなってるんだろう。お金と時間の無駄なので早く実現して欲しいものだ。

CB400F・ふと松本へ(油温の記録)

GW前の先週末、休みの日にふらっと松本まで走ってきた。
天気は快晴、最高気温は気温は22℃程度で、それなりにバイク日和。昼食を食べてからゆっくりと出かけた。

長野市街地→松本市街地の標高差は約200mほどあり、基本的には緩い上り坂が続き、エンジンはずっと負荷がかかった状態になる。そのため、油温はそれなりに上がる。けれど、オイル交換時にはずしたオイルクーラーは、まだまだ気温的に大丈夫だろうってことで敢えて戻しておらず、ナシのままだ。

※現在のフォアの状況は、ノーマルエンジン、強化オイルポンプ「極み」+アゲイン製ミッション用強化ポンプ、オイルは間違って入れたHONADA S9(旧タイプ)10w-30

油温は高速道路を使って(巡航速度は100km/hちょっと、6速6000回転中心)、概ね100℃〜103℃くらいだった。走行中の気温は15〜18℃程度、割とゆっくりめに走ったつもりなので、油温はこの時期としては高めだ。

このまま夏になって気温が上がるとそのまま油温も上がるわけで、恐ろしいことになる。やはり、チープでもオイルクーラー必須だな。特に「極み」を入れていると、簡単なオイルクーラーでも効果を充分に引き出せるし。

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松本の一つ北の安曇野インターで降り、朝日村方向から市内に入る。まずは信州大学前のデリカテッセン「Marc(マルク)」に寄り、ベーコンを買い込む。ここのベーコンはノンケミカル・手作りでしかも安くてメチャクチャ美味く、要するに素晴らしい。絶品といっていい! 多めに買って冷凍保存、いつでも使える状態にしておくのだ。

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これを使った「スモーキーベーコンのペペロンチーノ」(自作です)が好きすぎて、週に一度は食べないと禁断症状に見舞われる(笑) ペペロンチーノはともかく、ベーコンは本当にお勧め。

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早くも第一目的を果たしたので、駅方面へと下る。ナワテ通りのタイコ橋で写真を一枚。観光客がいないせいか、人出は少なめだった。

そして何となく中町の「蔵シック館」へ。名前はダサいが内容はとても良い。造り酒屋の巨大な古民家を再生したもので、なかなか迫力がある。写真を撮っていると偶然にも知人が個展をやっているのに気づき、中で30分ほど立ち話をした。

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〆は行きつけの古民家喫茶+ギャラリー、「Gargas(ガルガ)」へ。小さな土蔵をきっちり丁寧に改装したお店で、松本のこの種のカフェでは老舗の部類に入る。

カウンター越しにあれこれ話して、珈琲とケーキを頂いた。ここのメニューはベーシックというかスタンダードなんだけど、やはり全てにきっちり丁寧に手が入っていて素晴らしい。珈琲は直近数ヶ月に飲んだ中では一番美味かったな……流石です。話し込んでいるうちにすっかり日が落ちてしまった。

帰りは下道・国道19号線で。気温は10℃前後、50〜70km/h程度で走り、油温は90℃ちょっとだった。信州新町の先で崩落工事があって通行止め、迂回路を使って2時間ほどかかって長野に戻った。

行き帰りを通して、思ったよりもヘッドまわりからのオイル滲みは少なかった。あんまりぶん回さなかったからか? しかし、油温状況から考えるにオイルクーラーは早めに再装着した方がよさそうだ。

McIntosh マッキントッシュのプリアンプの変遷について

すっかりバイク(CB400F)ブログになっているが、たまにはオーディオの話を。
今日書きたいのは、マッキントッシュのプリアンプの歴史というか変遷についてだ。
※オーディオとか知らん!そんなものに興味はない!って人はスルーして下さい…
長いので

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ご近所のクラブマン

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先日、市内にある昔ながらのバイク屋さんに部品注文に行ったら、懐かしいヤツが納車前整備に入っていた。1988年製のホンダGB250クラブマン。

おっ!いいですね〜…とか話し始めて聞いてみると、馴染みの店員さんが「このバイク、社長が新車で買って、2年くらい乗ってからお客さんに請われて譲った車体なんだよね」なんておっしゃる。社長さんは70代半ばだろうから、当時40過ぎだったってことか。

2人目のオーナーさんは1990年頃からつい最近まで、このお店で整備してもらって大事に乗っていた。それがご高齢のため手放されることになり、3人目のオーナー(女性らしい)の元に嫁ぐことになって、一時お店に帰ってきたタイミングであると。

へー……って感じで細部に目をやると、細かいところはヤレているが全体としては綺麗。良い具合に磨かれて角が落ちており、実に素晴らしい。しっかり乗りながら、大事にされていたのが伝わってくる。こういうのに弱いんだよね。

外装は全て当時からのもので、ナンバーも最初から変わっていない。クラブマンだけどほとんどカスタムされてないのも良い。タンクのコーションマークが一部剥がれつつ残っていたりとか、大好きだ。

新車から30年以上も同じ店が面倒をみて、一度も放置されず、ずっと同じ地方都市で走り続けてるクラブマン……なんていい話なんだ。思わずカメラを取りに帰り、お店の前で社長さんと記念写真を撮らせてもらった。

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社長は「なんだなんだ?!」って感じだったけど(笑)、撮らせてもらえて満足。プリントして渡さなきゃな。

フォアに乗っている時に、新しいオーナーさんが運転するこのバイクと街のどこかですれ違えたらいいな。

CB400F:飽きもせず上越の海へ(油温の記録)

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3月末日、天気が良い日が続いたので、例によってニューハルピンでラーメン〜上越の海へと走る。少し前にオイル交換とオイルクーラーの取り外しをやったので、さてどんな具合になるだろうか。

その前に、前回書いた「間違い」について。オイル交換でホンダのULTRA S9 10w-40を入れたつもりが、写真を見てもわかるように「10w-30」を入れてしまっていたのだ! 買った時から10w-40だと思い込んでいて、何の躊躇いもなく入れたのだけど、完全な間違いでした。まだまだ本格的にボケる歳ではないはずだが……。

去年の冬〜春も10w-30(ULTRA G2)を入れていて、ヘッドからのオイル漏れが盛大(当社比)になり、PeKeさんに相談。「オイルが滲んでるエンジンにそんなシャバシャバのを入れたらあきませんわ」と言われて「そりゃそうだ」とモチュールの10w-50に入れ替え、やっとオイル漏れが止まった(かなり減った)って経緯があったのに。

何の因果かまた10w-30を入れてしまった……。
すぐに抜くか、どうするか。考えた末、この日はこのままで上越まで走ってみることにした。どうせ抜くなら10W-30だとオイル滲みや油温がどんなことになるのか、1年ぶりに試してみるのもいいかってことで。

この日の長野市は快晴、最高気温は約18℃。おそらく道中の気温は11℃〜18℃くらいだったと思われる。最初の写真は黒姫あたりで、なかなかの景色だった。

往路の油温は概ね80℃半ば〜90℃前半で、オイルクーラー無しにしてはかなり健闘している。気温が低いのと、カスタムパラノイア製の強化オイルポンプ「極み」の効果だろう。オイル滲みはやはりこれまでのモチュール/カストロールの硬いオイルよりはずっと多い。漏れたオイルが溜まって飛び散りズボンに付く…なんてことは上越に行く程度では起こらなかったが、長距離になると怪しい量だ。

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昼過ぎにニューハルピン着、ラーメンを食べてからいつもの浜へ行き、ゴリゴリ挽いてお湯を沸かしてコーヒーを淹れ一休み。ルーティンにつき今回は詳しい写真はなし。(あ、ヘルメットが2つあるのは娘を乗せたから。)上越は曇りで、長野市よりは少し寒かった。

復路の国道18号登り坂中心で、オイルクーラー無しだと必ず100℃を越え、少し混んでくると110℃に迫っていたのだが、今回は90℃後半で、ほとんど100℃を越えることはなかった。おそらく夕方になって気温が下がったからだろう。何となく去年「極み」を入れた頃よりも低い気もするが……よくわからない。ちなみに、妙高辺りは下の写真のような状況で、かなり寒かった。

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ルックス的にはやっぱりオイルクーラーが無い方が好きだな。でも気温が上がると油温も上がってしまうわけで、10W-30を出して硬いオイルを入れるタイミングでオイルクーラーも装着してしまわないと。

というか、写真をみてしみじみ思う。ヨンフォアってやっぱり美しいバイクですね……何度見ても飽きない。