CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って15年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・オイルクーラー再装着

一昨年、いくつかの試行錯誤の末にたどり着いた、CB400FへのCBR400F(1983)のオイルクーラー装着を再度行うことにした。

一旦装着したものを何故はずしたのか?は、前も書いたように「オイルクーラー用のオイルラインが邪魔をしてカムチェーンの調整ができないから」で、CBR400Fのオイルクーラーが気に入らないとか、効果が少ないからではない。

自分の方法で純正マフラーにオイルクーラーを装着した場合、カムチェーンの調整をやろうと思うと、1)まずオイルを抜く 2)オイルクーラーを取り外す 3)オイルを再び入れる 4)暖機してカムチェーン調整 5)オイルを抜く 6)オイルクーラーを取り付ける 7)またオイルを入れる ……と、作業が煩雑かつオイルを何度も抜き入れしなければならない。

だから、オイルクーラー無しでもあまり問題がない冬季に 1)〜 4)までをやってしまい、春のオイル交換時に 5)〜 7)をやればいいか、ということにしたのだった。

ということで、外して保管してあったCBRのオイルクーラー一式を取り出す。



装着前にざっと点検。オイルラインのゴムホースはまだまだ弾力がある。おそらくCBRのライン装着部品で、つまり1980年代半ばの製造なのに、布幕をかぶせられているからか、元の材質が良いからか、恐るべき耐久性だ。場合によっては交換も考えたが、そのまま使うことにする。取りだし口は古いロックハート製を流用。これも問題無し。Oリングは交換しておこう。



コアの取り付け。固定はBRC製のロックハート用のパーツを使用。
装着については以前の記事に詳しく書いたとおり。というか、自分でも忘れているので(笑)、自分が書いた記事を参考に再装着していく。



オイルラインはフレームに沿わしてエキパイとの干渉を避ける。オイル取りだし口には水道用のテープを貼る。写真では締め付け金具は左右1つづつだが、あるお方に頂いたアドバイスを参考に、一応1つのパイプにつき2つずつにしておいた。走行中にホースがはずれてオイルぶちまけ!なんてことになると命が危ないので、ここは慎重に。



コア側はホース一体型の取り付け金具になっていて、抜ける心配は無い。さすがホンダ純正品だ。4段の小さなコアだが、カスタムパラノイア製の強化オイルポンプ「極み」を装着していることもあり、またエンジンがノーマルってこともあり、性能は必要充分。

これまで何度も書いてきたが、坂道の多い信州では、例えノーマル状態でもCB400Fにオイルクーラー装着は必須と考える。ヨシムラの湯温計を装着して観察すると、夏期は何気なく30分ほど走るだけでも、あっという間に油温は120℃に達してしまう。このあたりはオイルポンプを強化しても特に変わらなかった。山道がエンジンに与える負荷は相当なものだ。
※これが平地だと10度以上低くなるので、オイルクーラー無しでもまあ、大丈夫かも


装着完了、オイルは前回書いたようにホンダのS4 10w-40、標準仕様。
とにかくノーマルの外観が好きな自分としては、このさりげなさに安心する。これで今年の夏も安心して乗れる。問題は時間が無いってことか……。どこか遠くにフラリと行きたい……