CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

ご近所のクラブマン

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先日、市内にある昔ながらのバイク屋さんに部品注文に行ったら、懐かしいヤツが納車前整備に入っていた。1988年製のホンダGB250クラブマン。

おっ!いいですね〜…とか話し始めて聞いてみると、馴染みの店員さんが「このバイク、社長が新車で買って、2年くらい乗ってからお客さんに請われて譲った車体なんだよね」なんておっしゃる。社長さんは70代半ばだろうから、当時40過ぎだったってことか。

2人目のオーナーさんは1990年頃からつい最近まで、このお店で整備してもらって大事に乗っていた。それがご高齢のため手放されることになり、3人目のオーナー(女性らしい)の元に嫁ぐことになって、一時お店に帰ってきたタイミングであると。

へー……って感じで細部に目をやると、細かいところはヤレているが全体としては綺麗。良い具合に磨かれて角が落ちており、実に素晴らしい。しっかり乗りながら、大事にされていたのが伝わってくる。こういうのに弱いんだよね。

外装は全て当時からのもので、ナンバーも最初から変わっていない。クラブマンだけどほとんどカスタムされてないのも良い。タンクのコーションマークが一部剥がれつつ残っていたりとか、大好きだ。

新車から30年以上も同じ店が面倒をみて、一度も放置されず、ずっと同じ地方都市で走り続けてるクラブマン……なんていい話なんだ。思わずカメラを取りに帰り、お店の前で社長さんと記念写真を撮らせてもらった。

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社長は「なんだなんだ?!」って感じだったけど(笑)、撮らせてもらえて満足。プリントして渡さなきゃな。

フォアに乗っている時に、新しいオーナーさんが運転するこのバイクと街のどこかですれ違えたらいいな。