CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って17年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・祖室渓谷へ(油温の記録)

台風が接近している。

天気が崩れる前日、撮影の用事があったのでフォアで長野市の果て、信州新町の「祖室渓谷(そむろけいこく)」へ行ってきた。

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お昼前に出て、長野市から国道19号線を南下。気温は20度弱と、空冷エンジンには優しい状況。油温の上昇もゆっくりだ。60km/h巡行で、30分ほど走っても70℃ちょっとにしかならない。強化オイルポンプ「極み」+オイルクーラーも効いている感じ。

このままだと早くもオーバークールか?と思いきや、そこからじわじわと上がり続け、概ね83℃程度で安定した。現状では悪くないが、真冬になると冷えすぎになりそう。

「極み」装着/オイルクーラー未装着だった半年ほど前と比べると、この季節だと10℃以上の油温下降が見られる。「極み」自体のパワーも凄いが、やはりオイルクーラーがあると相乗効果が高く、真価を発揮するように思った。純正CBR用のプアなコアでも、効果はバッチリ感じられる。また、良いか悪いかは別として、夏よりも効きやすい気がした。

ブローバイは相変わらず多く、還流させようとは思えないが、油温が下がった分、量は減ってはいるように思う。

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約一時間で目的地付近に到着。県道に架けられた橋の上から、滝(琵琶滝)と如来像(琵琶滝如来)が見える。如来像は断崖絶壁の岩場を直接くりぬいて作られており、ただならぬ気配を放っていた。国道19号から県道に入って10分程度走っただけの、何気ないロケーションにしては、なかなかテンションの高い風景だ。

バイクを停めて少し歩き、目的の風景を試行錯誤しつつカメラに収めて、ミッション終了。

帰りは、すぐ近くにある「信州不動温泉 さぎり荘」でランチ。この辺りはジンギスカン(羊肉の鉄板焼き)が名物で、その中でも「さぎり荘」は肉質に定評があるスポット。せっかく来たんだから、寄らないわけにはいかないでしょう。

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どうせならと、ラム定食ダブル(お値段2000円ちょっと)をチョイス。有名な札幌のジンギスカンとは違って、信州新町のはタレに漬け込まれた肉を用いる。お店ごと、家ごとに秘伝のタレがあって、味が違っているのも楽しい。「肉が軟らかくなるから隠し味としてパイナップルを入れる」ってのが定番だなんて、どう考えても美味いでしょ?

「さぎり荘」は収容人数も多いし料理も良い、さらには温泉も立派だから、ツーリングでの利用(食事でも宿泊でも)にオススメ。

帰りは少し混んでいたが、油温は90℃には届かなかった。今のうちに乗っておかないと、じきに寒くなるな……。