あれもこれも出来ないままに時間が過ぎる… いまだコロナ禍でヒマなんですが、いつ復帰できるかわからない仕事の準備に終われているという謎状況。
それはさておき、前回書いたバッテリーブリーザーホースの交換について、引っかかることがあった。そんなに引っぱる話題かよ?どうでもいいわ!という心の声を無視して、重箱の隅的に続けてみる。
引っかかることというのはホースの「取り回し」について。前回、何となく「辰巳本」を参考にして取り回しを決めた。参考にした写真はこんな感じ。
バッテリーブリーザーホースのガイドを通った後、ホースはスイングアームピボットの奥(前側)に消えているように見える。少なくとも、ステップの後側を通ってはいない。で、それを真似てこんなふうに処理した。
しかし、シオハウスのバッテリーブリーザーホースに付いてくる説明書にはこう書かれている。
これは海外版のサーブスマニュアルか何か?だろうか。明らかにスイングアームピボットの後ろ側を通すように指定されている。気になってHaynes本を見てみると、
これもやっぱりスイングアームピボットの後ろ側で、マフラーのステーの奥を通してます。さらに、一番参考にすべき(?)サービスマニュアルの記述は
……Haynes本と同じルート。これはつまり、「辰巳本」の取り回しが間違っている、ということでは。そして今回自分がやった取り回しも間違っている。
ところで、「辰巳本」に載っている新車発売当時の宣材写真(398cc)を見ると
バッテリーブリーザーホース、出てません。つまり、今回参考にした写真やこのカット等のカタログ系の見栄え重視の写真では、ブリーザーホースは格好悪いので奥に入れ込んで見えにくくしてる…のかもしれません。間違いではなく、敢えてやってるんじゃないか。で、マニュアル系ではバッチリ安全なラインで通している。
前回の投稿を見て「これ間違ってるぞ」と思われた方もおられたかもしれない。正解は↑にあるので、万が一この記事を参考にされる場合は、そっちを見て下さい。
ただ、間違えた方は見栄え重視の取り回し(?)だけあって、透明なチューブが目立たなくてスッキリした印象になる。隙間が狭くて通しにくかったけど、パイプに無理がかかっている様子は無い。なので、見栄えを取ってしばらくこのままのラインで乗ってみようと思う。
細かくてどうでもいい話だった…。
明日の長野は久しぶりの晴れ予報なので、やっと少し走りに行きます!