CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って15年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

カワサキW1S-A:上越の海へ

久しぶりに上越の海へと走った週末。

なんでCB400FじゃなくてW1なんだよ!
…というのは、フォアで走りたくても走れなかったからなのだ。先週末、数ヶ月乗れなかったヨンフォアでやっと海に行ける!と思い、喜び勇んで準備していたところ……トリクル充電しっぱなしのバッテリーの液レベルがことごとく低いことに気付いた。

遺憾!と思い、慌てて補填用の純水を入れるが……キーオンしたら電圧は9V台。バッテリーが元気だと水を継ぎ足すだけで電圧が維持できる場合もあるけど、全然ダメ。そういえば、そもそも交換時期に来ていたのだった。


メモによると、前回交換したのは平成29年6月、5年以上前のこと。GSユアサ正規品だから、5年でもOKの場合もある?とは思うが、今回の長期空焚きでトドメをさしてしまったようだ。これは……ダメだな。補填した純水をまるまる無駄にしちゃった!
※↑の写真は以前撮ったもの。これくらいなら何とかなったかもしれない。今回はこの半分以下になってました……。


ということで、急きょW1S-Aで行くことにしたのだ。今回はフォアで行きたかったんだけど……走れないんだから仕方ない。トリクル充電は便利だけど、数ヶ月放置すると空焚きになる場合があるのでたまにはチェックすべし!……肝に銘じよう。

 


気を取り直してW1S-Aで出発、いつものように黒姫まで下道で走り、そこから高速に乗る。しかし、W1の高速巡航は全然楽しくない! むしろ苦痛。80km/hを越えたあたりから、古くて強いマッサージ器のような、白蝋病的な振動が休むことなく両手を責める。

トップ(4速)で、回転数は3500〜4000rpmだけど、何とも力強いビリビリだ。90km/hになると痒くてニーグリップしにくいほど。どこぞのボルトが緩まないか不安になる。実際、慣れない頃には高速でマフラーのフランジナットが抜けてエキパイがはずれそうになったり(!)、帰宅したらテールランプのボルトが片側落ちて傾いているのに気付いたりと、何度か怖い目に遭った。

下道を80km/h以下で緩急付けながら走ると、ほんと得も言われぬ快感があるのに、高速道路を100km/h付近で一定に走り続けるのは、色んな点でめちゃ不快なんだよね……。いつももう一速上があればと思わされる。

ちなみに気温は31℃、高速巡航中の油温は概ね85℃付近で、特に熱の不安はなし。おそらくフォアなら(オイルクーラー+強化オイルポンプ付であっても)100℃は下らないと思う。ヨンフォアと同じくセミトラ化済み、レギュレーターはオリジナルの機械式で、発電電圧は14V付近で安定していた。回転数から考えるとバッチリだろう。



で、無事にいつもの浜辺に到着。真夏よりもだいぶ過ごしやすくなっており、カーサイト(この時期は無料)はそれなりに埋まっていた。ぼーっと海を眺めてから、いつものようにコーヒーの野点を。






コーヒーをすすりつつ、バイクもぼーっと眺めたり。W1はエンジン〜チェーンケースの繋がりというか一体感がとても美しい。この時代のバイクはこういったデザインが多いよね。でかい割にはあちこちが華奢で、しかしフラッグシップだったからか、凝るとことはしっかり凝っている。フォアとはまた違った趣で、これはこれで好きだ。



海とバイクをぼーっと眺めて、夕方には下道で、今度は運転を楽しみながら帰った。

フォアのバッテリー交換、急がないとな〜