CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って15年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・オイルクーラー装着(CBR400F流用・その3・実走の記録 上越へ)

お盆休みの最初の日曜日に、CB400FにCBR400Fのオイルクーラーを装着後、初の実走実験(という名のショートツーリング)。いつもの長野ー直江津のコースを走ってきた。

大好きなヴィンテージラーメン屋「ニューハルピン」のあとは、いつもの浜コーヒー。(ちなみにニューハルピンでは「ライダーラーメン 750(ナナハン)S」という裏?メニューをお勧めしたい。)

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昨日の信越地方はずっと曇りで、浜のコンクリートに座ってコーヒーを野点できた。これが晴天だと、今の季節は暑すぎてもう無理。ちなみに、まわりはこういう感じで↓

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海水浴やらサーフィンに興じる人々であふれていた。年間を通して、概ね月に一回以上はここに来てぼーっとしてるわけだけど、人出は今の季節が一番多い。ただ、風は強いし小集団ごとにまとまっているしで、密で危険な感じはなかった。

で、走行中の油温はどんな具合だったかというと…

CB400F/408cc/ノーマルキャブ/ノーマルマフラー/
CBR400F用オイルクーラー/オイルポンプ「極み」+againミッション用強化オイルポンプ
エンジオイル:カストロールPower1 15w-50 気温:30℃前後

往路:
一般道 40〜70km/h走行= 94〜96℃
高速(上信越道下り)100〜115km/h、平均6000rpm走行= 98℃前後

復路:
一般道・登り中心 40〜70km/h走行= 98〜110℃前後

という感じ。
オイルクーラー無しと比べて、概ね8〜10℃低い印象。走行中に110℃を越えることは滅多になく(前は結構あった)、油温計を見て不安になる場面はかなり減った。山道の信号待ちで「ヤバイ、120℃に届いてしまう!」なんて怖い場面でも、今回は110℃をちょっと越えるくらいで済んでたし。これは精神衛生上とても良いです。

もちろん、オイルクーラーを付けたからといって、単純に油温が8℃とか10℃下がるわけではない。上越→長野は大雑把に言うと「1時間ほど上り坂が続く」ような道なので、場面によってはオイルクーラーがあってもなくてもあまり変わらない気がした。

具体的にこのエンジンの現状では、気温が30℃前後で上り坂・平均速度40km/hみたいな状況が長く続くと、オイルクーラーの有無に関係無く、油温は108〜110℃に収斂していく感じ。その中に70km/hくらい出せる場面が入ると、オイルクーラー有りの方が油温の下降はずっと早い。単純に「最高温度が何度下がった」とかでなく、トータルで見ると熱対策としての効果はあるだろう。

結論として、CBR400Fの小さなオイルクーラーの純正流用は、まあ…悪くないように思う。外観的に目立たせたくなくて、油温を10℃程度下げたい!って場合には有効かも。もちろんオイルポンプの能力にもよるので、そこがノーマルのままだと効果はもっと落ちそうだが。

※いや、素直にアールズとかの効きの良さそうなオイルクーラーを選んだらええやん、って人は、もちろんそっちの方が効率的だと思います。ノーマルマフラーのルックスを邪魔せずオイルクーラーを付けたい、ホンダ純正部品の流用ってところに面白さを感じる、みたいな特殊な性癖(笑)の場合には、これも選択肢の一つになる(?)ってくらいだろうか。


というか……うちのフォアは、やはりノーマルエンジンにしては少し発熱しすぎだと思う。油温が少し下がっても、ブローバイガスの排出量は全然減ってないし。オイルクーラーもいいけど、根本的な部分にメスを入れたいところだ。


あと、オイルクーラー装着時の外観について少し考察。

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フロントビューは悪くないと思う。エキパイにかかる部分が最低限で済んでいて、あまり目立たずノーマル然としているのは好きだな。しかし、コアは少し前傾しすぎな気がする。

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出発前に固定バンドを追加したせいで、前回の記事よりもさらに前傾してしまった。もう少し立てたいところ…なのは今後の課題か。

ホースはエキパイからもシリンダーヘッドからも距離を取って、良い位置に固定できた。ズレそうな気配は全く無くて安心。ただ、ホース自体が中古である…って点だけ気がかりなので、注意して見ていきたい。

各部からのオイル漏れ・滲みも全くなし。テスト装着のつもりだったけど、これをパーマネントな構成としても基本は大丈夫そう。

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真横から見ると、コアの前傾具合がよくわかる。ステーの構造とホースの取り回し上、フレームとコアに距離がありすぎる…のもあまり格好良くない気がするが……。小さくて目立たないから、そこまで気にならない? どうだろう。しばらく細かい試行錯誤が続きそうだ。


※あ、そうだ。…ふとした気まぐれで、サイドカバーは数年ぶりに赤→黒に交換した。黒と赤で、随分印象が違うと改めて実感。赤に慣れてたから違和感あるなー。