CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って15年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・コンビニで見かけた……



先日、コンビニの雑誌棚を見ていて、ふと……思いっきり目に留まった「オートバイ」誌の表紙。新しい水冷ヨンフォア?? ちょっと、ほんのちょっとだけど惹かれるデザインなんだけど! 

シールで封印されていて、中身は見れない。「SCOOP!」の下に書かれている「〜歴史がスタートするか?!」の「するか?!」から考えるに、どうせ同誌得意のCGを駆使した予測記事で、大した内容はないよな……でももっと見てみたいな…… で、気付けばレジでお金を払ってました(笑)

帰って読んでみところ、予想通り大したことは書かれていない(笑)
「ホンダが中国で4気筒500/400ccの新エンジンを開発中との噂がある」「スーパーフォアは終了したが、中型4気筒ネイキッドの復活はあり得る」「2024年はヨンフォア50周年であるから、昨今のネオクラシックブームから考えると、新型ヨンフォアとして世に出る可能性がある」みたいなあやふやな話ばかり。

それだけで何とか話を膨らませ、4ページ程度を構成している。希望的観測であるCGのインパクトのみで引っぱる記事。この雑誌のお家芸ですね。

でも、これはこれでホント、凄いと思う。内容がないよ!といった怒りは全然湧いてこない。とにかくCGに妙な説得力があって、予想されてる機種が好きなバイクだったりすると、全てが許せてしまうんだよね。今回も色んな意匠を上手く取り入れてて面白いじゃないですか。CB1100の格好いいところをしっかり引用してるし、これは4本出しのNC36より好きだな……ってな具合に見入ってしまう。新しいヨンフォアに乗ろうという気は毛頭ないけど、面白かったです。

この記事を見ていて思いだしたのが、今まで目にしたヨンフォアインスパイア系(?)の中で一番ぐっと来たヤツ、2007年の東京モーターショーで発表されたコンセプトモデル「CB1100F」。



これ、ホントに格好いいよね……うっとりする。フレームを覆うようにして配置されためちゃくちゃ角張ったタンク、そしてマフラーの集合部など、オリジナルのCB400Fのエッセンスをしっかり抽出していて素晴らしい。タンクとマフラーが描く「こ」の字型の勢い、ヘッドライトとの位置関係、低めのハンドル、程よく跳ね上がったリア部……全体のバランスがバッチリ取れてる。現行機種に全然興味が持てない自分でも乗りたくなりました。商品化されたCB1100も嫌いではないけど…人によっては「これと初期型の1100、どこが違ってるの?」なんて思うかもしれないけど…自分はコレとアレとは似て非なるものだと感じ、アレには食指が動かなかった。

 



おっと、雑誌の話に戻ろう。写真は去年の夏に買ったBGのヨンフォア特集号。ブログネタにしようと入手して忘れていたもので、今回ついでに記事にしておきましょう。ちなみに、いま売っている2022年9月号の表紙もヨンフォアが出ている。BG誌はこの時期にフォア特集をやる習慣でもあるんだろうか。



内容はまあ……いつもの通りというか……。特筆すべき点は何もなかった。特集というほどでもなく、巻頭の2見開き分のみ。正直、買い逃した人がネットで探して買ったりする必要はなさそうだ。

BG誌は某中古バイク店とガッツリとタッグを組んでいる点が信用できず、どうも好きになれないのだけど。しかし、なんやかんやでたまに買ってしまうんだよね。思えば遙か昔、学生時代にSRX-4の中古車を安く購入できたのもこの雑誌のお陰だった。東本昌平のマンガも好きだし…… バイク雑誌が滅び行く現在、ただ生き残っているだけでも貴重だから、ああだこうだと文句を付けないで、もっと応援(購入)した方がいいのかもしれない。


去年に続き、今年の夏も全然乗れない日が続いている。そろそろ日差しもマシになってきたし、例によってニューハルピンあたりに走って行きたいものだ……。


9月5日追記:
ヨンフォア後継機(??)webオートバイでも記事になってました。
https://www.autoby.jp/_ct/17567651
Scoop! 噂が! って矛盾する見出しにクスっとしつつ、CGの説得力に惚れ惚れ。