少し前にヨンフォアのコンビネーションパイロットについて、リプロと純正の比較などつらつらと書いた。
その後、そういえばこんな部品を持っていたのを思い出して撮影しておいた。細かい話だけど、追加で記しておこうと思う。
CB500T用のコンビネーションパイロット。オイルプレッシャーランプの部分が塞がれていて、ウイングマークがあしらわれている。フォアのを見慣れた目で見ると、何だか違和感がある。
※横にあるプレートはフォアと同タイプのもの。これについては後述。
フォアと同じタイプのコンビネーションパイロットが採用されている機種はいくつかあって、CB550four、CB750four-2、スーパーホークIII、CM400あたり。これらに使われている部品は外観的には同じだが、配線のコネクター形状が違っていて、部品番号も違う。逆に言うとコネクター以外は同じだから、そこをいじったらそのまま流用可能だ。
で、ヨンフォアと同時に発表されたCB500Tも同タイプなんだが、こいつが一番違っていて、ランプが一つ少ない仕様になっている。部品番号は「37600-375-008」。
裏から見ると、ウイングマークの下には、オイルプレッシャーランプ用の穴がそのまま空いている。つまり、オモテから見えるプレートの下は他機種用と同じ部品だ。ニュートラルランプの下側にある数字(2が逆さまに打たれている)も、うちのフォアに付けているケースと同じだった。
写真は無いのだけど、下側のケースは全く同じ部品になっている。さらに、ケースに収まっているゴム製の「具」も同じ部品だ。ランプが1つ少ないから、配線類は他機種用と異なっており、ソケットが一つ少なくなっている。だが「具」のソケットが収まる穴は、他と同じく5つある。つまり、CB500T用のコンビネーションパイロットは、基本的な部分に関しては、他機種用の部品取りとして完全に互換性がある、ということ。
だから何なんだ! CB500T用なんて、フォア用よりもタマ数が少なくて意味ないわ!……って話だが……手元に部品があったので記しておくということで。
それと、先に後述すると書いたもう一つの部品、フォア等用のコンビネーションパイロットのプレート部分について。
前回の記事では、リプロとオリジナルではフォントがとても似ているが、重さ(太さ)が違っている、何故かリプロが細くて、オリジナルは滲んだような太さである、ってことを書いた。
ここに写した純正のプレート部分のフォントは(同時に写した写真がなくてわかりにくいが)、リプロと前回のオリジナルの中間ぐらいの太さである。元のフォントファミリーと字詰めは全て同じで、リプロ=Light、このプレート=Medium、前回のオリジナル=Demi Boldに変えた(いや、もっと近い? W2〜W4を並べた感じか)みたいな違いだ。
ついでに手元にあるCB500T用のフォントは、このプレートと同じくらいのウエイトになっている。
オリジナルの部品は生産台数からして何万個もつくったはずだから、ロットの違いなのか、原版の状態の差なのか、フォントの太さはおそらく時期によって(若干の)差があるのは確かなようだ。
どうでもいいような細かい話でした……。