さて、先日書きかけたCB400FにCBR400F用の純正オイルクーラーを流用する(のを検討する)話について、もう少し書きます。
※もしここから読んだ奇特な方がおられたら、まずはこちらをお読みください。
これがノーマルマフラーのヨンフォアにCBR400F用のオイルクーラーを番線で仮止めした状態。
ちなみに、これ↑がロックハート。
ロックハートの方が放熱効率は悪そうだけど、明らかに古く見えますね。古いモノが好きな者としては後ろ髪が引かれる。しかし、ロックハートのコアは、オイルの取り出し口の方向・長さが不適合だな。これだとオイルラインが純正のエキパイと干渉して、どう頑張っても取り回し不可能に見える。
ではCBR用のコアはどうなのか。オイルパイプの経路をもう少し詳しく見ると…コアの下から内側に向かって出たホースは、
こういう感じでフレームの裏側に入っていく。タイラップで互いに留めれば、エキパイから距離がとれそうで○。
そしてこう下りていく。エンジンマウントの内側も無理なく通過して、その先で左右に分岐。
試したところ、分岐後は↑の写真みたいにフレーム外周に沿わさないで、逆Y字の下を通ってオイルフィルターケースの上面から出し、フレーム内周に沿わすことも可能だった。
うん、これなら大丈夫だ。ホースの変な折れ曲がりはナシ。エキパイの隙間がほとんど無い純正マフラーでも、無理がないルートでオイルパイプを取り回せる。
と、ここまで中古オイルクーラーに付いてきた中古のホースで、取り敢えずフィッティングを試してみて気付いたことがある。取り敢えずというか、このホース…このまま使えるんじゃない??
一体いつのパーツなのか、汚れから考えると結構な確率で1980年代の製造時のものだと思うんだけど、とてもしなやかで弾力があって、ほとんど劣化してる感じがしない。布幕を被ってるから、紫外線や酸素による劣化が少ないんだろうか? さすがホンダ純正、過剰品質なのか??
ていうか、CBR400Fのオイルクーラーって、市販車としては割と特殊な位置=ライトの下に付いてるわけで、↑でもわかるように、オイルクーラーから伸びてるこのホースって、エンジンの熱とほとんど無関係なわけで、つまり中古でも熱による劣化が皆無であるわけで……ってのも関係あるかもしれない。
前回書いたように、コアにCBX用のオイル取り出し口を使って、そこに新品ホースを装着しようかと思ってたけど、とりあえずの装着〜実走実験ならこのホースを使っても問題なさそうな気がしてきた。フィッティングしたところ、長さは充分足りてる。都合のいいところでぶった切ればよい。
ちなみにちなみに、このホース。無駄と思いながらも純正部品が出ないか確認しましたよ。「15510-MJ6-000」「15515-MJ6-000」、当然の如く「ゴソウダンパーツ」でした。ざっと調べたところNOSはどこにも見あたらず。
ところで、コアはなるだけ上方に付けたい。あれこれやってたら、BRCのこれ…
…の、輪っかとホルダーの部分だけ使えば何とか装着できそうだった。丁度真ん中に穴が空いているので、そこにボルトを通せて都合がいい。ブッシュというかダンパーみたいなものを用意すべきだな。
あと、一応上下逆に付けるのも検討。さっきの画像でもわかるように、CBRは上出しですね。
↑の様子から想像するに、コアの固定的にもオイルラインの取り回し的にも上出しにして問題なさそう。ただ、上だとホーンとホースが干渉する。ホーンはやはり408cc純正仕様の位置を守りたいので、まずは下出しかな。
妄想完了! これは実際に試すしかない。
7月中旬に腰上OHに入ろうとしているので、その前に付けてみるか、その後にやるのか…迷うところだが。ともかくやるってことで、シールやらブッシュやらの細かい部品調達に入ろうと思うのだった。
(つづく)
※ヨンフォアにCBR400Fのオイルクーラーを付けるのは昔流行ってこんなノウハウがあるのに知らないのか!とか、やってみたけど○○が大問題だからアウト!とか、もしもご存知の方がおられましたら、どうかコメント欄からでもこっそり教えてください……。