CB400F・個人的探求の記録

憧れだったCB400Fに乗って15年が過ぎた…が、いつまでたってもエキスパートからはほど遠い、筆者のつれづれを綴る。とにかくノーマルのヨンフォアが好き。外観に影響を及ぼさないアップデートが好き。

CB400F・バッテリーのトリクル充電器について

いつ導入したのか忘れたが、多分10年近く前から使っているオートクラフトの充電器。シンプルなトリクル式のバッテリーチャージャーだ。

トリクル式とは「普通に充電したあと、満充電になると自己放電分を補うため、微量の電流を流して満充電状態を維持する」方式のことで、ごく大雑把に「繋ぎっぱなしにできて、バッテリーの劣化を防いでくれる」ものだと理解している。幸いうちのバイク置き場にはコンセントがあるので、夏だろうが冬だろうが、概ね充電器に繋ぎっぱなしにしています。

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使いっているのはこういうモノ↑で(スパークプラグの箱は大きさ比較のために置きました。深い意味はありません…笑)、サルフェーション機能のないシンプルな機種です。オートクラフトはアルプス計器という会社のブランド。別に高級品ではないが、設計・製造を全て日本国内でやっている…純国産なのです。

というか、アルプス計器は長野県の会社であり、製品はメイドイン信州なんですよ。長野市信州新町という「山の方の町」に工場があって、そこで組み立てをやってる…はずです。10年以上前に、仕事で縁があって工場の写真を撮ったので、少なくとも当時はそうでした。(※)

そこで手っ取り早く直接購入したとかタダで頂いた……わけではなく、たまたまじっくり見ることになった製造現場がとても良い雰囲気だったし、地産地消(笑)ということで、充電器を買うならここの製品にしようと思っていたのです。フォアに乗った数年後に、近所の工具屋さん(ストレートツール)で新品で購入した。それ以来無故障で使えてます。

この充電器が便利なのは、専用のカプラーをセットしておくと、プラグインで充電器と接続できてとても楽!という点。他にもこういう製品はあると思うんだけど、オートクラフト製のは真面目にしっかり作られていて好感が持てます。

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こういうオプション部品があるので、あらかじめバイクのバッテリーに装着しておく。で、うちフォアの場合、普段はツールトレイに収納しておきます。バッテリーとカプラー端子は直結されてるけど、収納時はOリング入りの防水キャップで栓ができるうえに、ヒューズも組まれているので、ここから漏電することは無い構造になっている。

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ガレージに戻ると、コードを伸ばして充電器につないであるカプラーのメス側とドッキング。

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で、スイッチを入れて充電。あとは入れっぱなしでOK、乗る時にOFFにして外し、オス側をツールトレイに収納する。ワニ口で端子にはさんだまま充電しっぱなしにするよりも、ずっと安全で簡単。冬季に乗れない日が続いても「バッテリーはビンビン」が維持できるので、気持ち的にもとても楽です。


※書きながら調べてみたら、オートクラフトブランドのアルプス計器は別の企業と合併して「オリオンオートクラフト」という会社に生まれ変わっていた。でも工場は相変わらず長野市信州新町にあるみたい。自分が使っている製品も、若干の仕様変更を加えてまだ存在しているようでした。クイックカプラーが現行部品として存在するかは不明…だけど、ヤフオクなんかに充電器とのセットが安く出てくるので、割と簡単に見つけられるかも。自分はW1SA用にもう一組を格安で買いました。

ちなみに、BMWモトラッドの純正充電器である「9801 0438 800」というタイプとデイトナ「68586」「71199」の充電器本体は、↑で紹介したオートクラフト製のOEM品で、シールが違うだけで全く同じモノみたいです。